翻訳と通訳の違いとは?仕事内容・必要スキル・将来性まで徹底比較!

「英語を使った仕事がしたい!翻訳と通訳で悩んでいる…」
「翻訳と通訳どっちが自分に合ってるんだろう…」

こんなふうに悩んでいませんか?

実はこの「翻訳と通訳の違い」問題、翻訳カレッジでも多く寄せられるご相談のひとつです。特に翻訳や通訳をこれから目指そうとしている方からの問い合わせが多いですね。

結論から言うと、翻訳と通訳は「似て非なるもの」。全く別物です。

必要とされるスキルも、働き方も、将来性もまったく違います。

そこで今回の記事では、翻訳カレッジの運営事務局として「翻訳と通訳の違い」「それぞれに必要なスキル」「働き方や将来性」などを徹底比較していこうと思います!

あなたに合った道を選べるよう、具体的なポイントをわかりやすく解説していきますね。

そもそも翻訳と通訳って何が違うの?

翻訳と通訳は何が違うのか?まずは根本的な違いからです。

ざっくり言うと……

  • 翻訳=文章(テキスト)を訳すお仕事
  • 通訳=会話を訳して伝える仕事

このように、仕事の内容がまったく異なります。翻訳者はテキストを見て訳す仕事ですから、基本はパソコンを見ながら仕事を行います。クライアントや翻訳会社の方と稀に打ち合わせがある程度で、ほとんどが一人で黙々と作業をするのが翻訳者。

反対に通訳者は「会話を訳して伝える」が仕事になるため、常に対象者の近くにいる必要があります。最近ですとZoomを用いたオンライン会議での通訳もニーズがあるようですが、基本的には対象者の近くにいる必要があるため現場のお仕事が多いです。

翻訳の主な仕事

書類、マニュアル、ニュース記事などの「文章」を対象に翻訳。

依頼された原稿を、PC上でじっくり時間をかけて翻訳するスタイル。

誤訳が許されないため、調査しながら丁寧に進める仕事。

通訳の主な仕事


会議、商談、講演、インタビューなど「会話」をその場で訳す。

時間に猶予がないため、相手の発言を即座に理解し、その場で伝えるスピードが求められる。

現場対応力と瞬発力が求められる。

翻訳と通訳は似ているようで「別」のお仕事

こうして比べてみると、まるで別職種ですよね。

同じ「英語を訳す」という仕事ではあるものの、その使い方が全くの別物です。例えるならばニュースレターやメールマガジンを執筆するお仕事と、人の前に立ってセミナーをするお仕事のようなイメージで差があります。このあたりからどちらが自分に向いているか?は想像できるのではないでしょうか?

一人黙々が好きな人は翻訳者。誰かと会話しながら仕事を進めたい方は通訳者。これが一つの指針になるのは間違いないと思います。

では、ここからはそれぞれのお仕事を解説していきます。

翻訳の具体的な仕事内容

翻訳の世界は奥が深く、幅も広いです。そんな中でも大きく分けるならジャンルは3つです。

  1. 実務翻訳(産業翻訳)
  2. 映像翻訳
  3. 出版翻訳

この3つですね。スタート時点でどの翻訳を目指すかを決めておくと非常にスムーズです。この中で人気がある(競争が激しい)のは「映像翻訳」と「出版翻訳」です。実務翻訳はニーズが多く安定しているという意味で人気があります。

実務翻訳(産業翻訳)

一番ニーズが多いジャンル。企業のビジネスに関わる文章を扱います。

  • 技術マニュアル
  • 製品仕様書
  • 契約書
  • Webサイト…など

ポイント:安定性があり、たくさんの翻訳者の方がこの分野で活動しています。

② 映像翻訳

映画・ドラマ・ドキュメンタリーなどの字幕や吹替えの翻訳。

ポイント:セリフの長さ・タイミングの制約あり。エンタメが好きな方や作品に関わりたい方に人気ジャンル。エンドロールにも名前が掲載されます。

③ 出版翻訳

小説、エッセイ、ビジネス書、ノンフィクションなどの書籍翻訳。

ポイント:作品選びや出版社との交渉が必要。実力だけでなく“人脈”も大事な世界。またコンテストで入賞するなどの実力も求められます。

通訳の具体的な仕事内容

通訳もいくつかのスタイルに分かれます。

① 同時通訳

話し手の発言と同時に通訳を行うスタイル。国際会議や記者会見で活躍。高い集中力・同時処理能力が必要です。

通訳者の中でもトップレベルの技術が求められます。英会話ができる人でも「同時通訳はできない」と口を揃えて話すほどの高いスキルが必要です。

② 逐次通訳

話し手の発言を一度止めてから、訳すスタイル。商談やインタビューなどで使われます。メモ力、記憶力と要点整理力が試されるお仕事。

最も一般的な通訳です。例えばメジャーリーグでの選手へのインタビューや、国際会議などでもよく目にすると思います。人前に出る仕事なので、身だしなみにも気をつかう必要があります。

③ ウィスパリング通訳(ささやき通訳)

対象者の耳元で小声で訳すスタイルの通訳。

VIPの方に常に同行し、現地の言葉で適切に訳す必要があります。例えば政治家が海外視察を行う場合はこの通訳ができる通訳者が同行することがほとんどです。常に対象者と行動を共にする必要があるため、スケジュールがハードになることもあります。

翻訳と通訳、それぞれに必要なスキル

翻訳に必要なスキル

スキル内容
英語読解力難解な英文を正確に理解する力
日本語表現力自然で伝わりやすい日本語に訳す力
調査力専門用語や背景知識を調べる力
忍耐力地味な作業をコツコツ積み重ねる粘り強さ

翻訳者は「言葉の職人」。一語一句にこだわる、地道さと正確さがカギです。

通訳に必要なスキル

スキル内容
リスニング力速い英語や発音のクセも聞き取る力
スピーキング力正確かつスムーズに伝える口頭力
瞬発力話し手の意図を即座に訳出する能力
メンタルの強さ緊張感ある場面でも冷静に対応する力

通訳者はまさに「ライブ翻訳者」。時間との戦いで、精神力も問われる職業です。

向いているのはどっち?タイプ別チェック!

自分に合っているのはどちらか、以下のチェックで確認してみましょう!

あなたは翻訳タイプ?

✅ 一人で黙々と作業するのが好き
✅ 正確な文章を書くのが得意
✅ コツコツ地道な作業が苦じゃない
✅ 細かい違いに気がつくタイプ
✅ 調べ物や分析が好き

YESが多い方は「翻訳」向き!

あなたは通訳タイプ?

✅ 人前で話すのが苦じゃない
✅ 即断即決が得意
✅ 緊張しても頭が真っ白にならない
✅ 相手の意図を読み取るのが得意
✅ 英語を“聞いて話す”スキルに自信がある

YESが多い方は「通訳」向き!

翻訳と通訳、それぞれの働き方と年収イメージ

比較項目翻訳通訳
働き方在宅・フリーランス多め現場対応(出張あり)も多い
収入イメージ初年度10~30万円/月(徐々に伸びる)1回の仕事で数万円~10万円以上も可能
成長スピード数年単位で安定化経験積むと時給・単価アップが早い
学習方法独学+通信講座+添削など通訳学校や実践現場で鍛えることが多い

ポイント:翻訳は“積み上げ型”、通訳は“場数勝負型”。
どちらもスキルを磨いて経験を積めば高収入も夢ではありません。

将来性・需要はどうなの?

結論から言えば、どちらもAIには簡単に代替されにくい仕事です。

  • 翻訳:正確な意味の理解+読みやすい表現はAIでは限界あり
  • 通訳:リアルタイムでの意図把握+口頭伝達は人間ならでは

ただし「簡単な翻訳」や「カジュアルな通訳」はAIに代替される部分も出てくると思います。だからこそ、専門性やスキルの高さがますます求められる時代になってきているのは間違いありません。

またどこまで行っても最後の部分は「人間が目視で確認する」ステップが必ず必要です。AIはすごいスピードで進歩していますが、今すぐ翻訳者や通訳者の仕事が無くなるということはまずありえない話だと考えています。

まとめ:どちらが正解ではなく「あなたに合う方」が正解!

翻訳と通訳は、同じ“語学を活かす仕事”でもまったくの別物です。

  • コツコツ文章に向き合いたい → 翻訳
  • 人とのやりとりが得意 → 通訳

どちらを選んでも、努力次第でプロとして活躍できますし、そのチャンスは多くあります。

そして迷っているなら、改めて自分の適性を考えることをお勧めします。人と接しながら仕事をするのが好きか、一人で黙々進めるのが好きか。自己分析を進めると選択に迷いはなくなるはずです。

どちらの道に進むとしても、「語学が好き」「誰かの役に立ちたい」そんな想いがあれば大丈夫。また、翻訳者を選ぶ場合は翻訳カレッジがサポートすることも可能です。

ぜひこの記事を参考にしていただけたら嬉しいです!

翻訳カレッジ運営事務局

お読みいただきありがとうございます!翻訳カレッジ広報チームです。みなさんのお役に立つ記事を作るべく日々精進中です!

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