「翻訳に興味はあるけど、もう40代…。今からじゃ遅いよね」
「50代から新しいキャリアなんて無謀かも…」
「60代でもできる仕事ってあるのかな?」
こうした相談、本当に多いですね。
昔からやりたかったけど先延ばしにしていた人や、翻訳者に憧れをもっていたけど『自分では無理かも…でもいつかは翻訳者に…』と考えていた人にとっては年齢とともに諦めの気持ちが生まれるのも理解できます。
結論から言うと 翻訳者の世界は、年齢に関係なくチャレンジできる数少ない職業です。
実際、私が出会ってきた翻訳者さんの中には、40代・50代からスタートして第一線で活躍されている方がたくさんいますし、中には定年後に翻訳に取り組み始め、70代になっても現役でお仕事をされている方もいるんですよ。
なぜ年齢が関係ないのか? そして、どうやってキャリアを築いていけばいいのか?
この記事では「今から翻訳者を目指したい!」という方に向けて、リアルな情報とロードマップをお伝えしていきます。
翻訳の世界に「定年退職」がない理由
まず押さえておきたいのは、翻訳という仕事の特性です。
- 国家資格が不要 → 医師や弁護士と違い、資格がなくても仕事はできる
- 実力主義の世界 → 年齢よりも「どんな訳文を作れるか」で評価される
- 在宅ワーク中心 → 体力や通勤の制約が少ない
これらの特徴から、翻訳者には「年齢制限」というものがほぼ存在しません。 むしろ人生経験や社会人としての知識が豊富な方ほど、訳文の深みやクライアントとのやり取りで強みを発揮できることが多いんです。
40代から翻訳者を目指すメリット・注意点
メリット
- 社会人経験があるため、ビジネス翻訳で活かせる
- コミュニケーション能力や責任感が高く、クライアント対応で信頼されやすい
- 英語学習に再チャレンジするモチベーションが高い
注意点
- 家事や子育て、仕事との両立が課題になりやすい
- 若い頃と比べて記憶力や処理スピードに不安を感じることも
でもご安心を。翻訳は「瞬発力」よりも「調べる力」「丁寧さ」「継続力」がものをいう仕事。年齢相応の落ち着きや経験値が大きな武器になります。
50代から翻訳者を目指すメリット・注意点
メリット
- 定年後のセカンドキャリアを意識し始める世代
- 長年のキャリアで培った専門知識(法律・金融・医薬など)が翻訳分野に直結する
- 学習意欲が高く、腰を据えて取り組める
注意点
- 新しいITツール(翻訳支援ツール、オンライン納品システム)に慣れる必要あり
- 若い頃に比べると体力的に長時間作業が辛い場合も
翻訳業界は 専門性を持った人ほど強い 世界。たとえば製薬会社での勤務経験があれば医薬翻訳、メーカー勤務なら技術翻訳、といった形でキャリアがダイレクトに活かせます。
60代から翻訳者を目指すメリット・注意点
メリット
- 定年後でも収入を得られる「生涯現役」のキャリア
- 自宅でできるため、体力的な負担が少ない
- 趣味と実益を兼ねて「好きな英語を一生の仕事」にできる
注意点
- 学習やトライアル突破に時間がかかる可能性あり
- パソコン操作やクラウドサービスへの慣れが必須
ただ、焦らず着実に取り組めばOK。翻訳は「何歳で始めたか」より「どれだけ継続したか」が成功の分かれ目です。
年齢を武器にできる「翻訳分野」の選び方
翻訳には大きく分けて3つのジャンルがあります。
- 実務翻訳(産業翻訳):マニュアル、契約書、医薬文書など
- 出版翻訳:書籍、小説、エッセイなど
- 映像翻訳:映画、ドラマ、字幕、吹き替え
特に40代以降から目指すならおすすめは実務翻訳。 理由は「需要が安定していて、専門知識を活かしやすい」からです。
たとえば…
- 医療経験 → 医薬翻訳
- 法律知識 → 契約書翻訳
- IT業界経験 → ソフトウェア翻訳
こうした「今までのキャリア×翻訳」で自分の強みを作ることができます。
40代・50代・60代から始めるロードマップ
ここでは未経験から翻訳者を目指すためのステップを整理します。 (これは20代でも同じですが、年齢が上の方ほど「効率良く」「最短で」進む意識が大事です)
- 翻訳業界を知る(どの分野を目指すか決める)
- 英語・日本語の基礎力を磨く(文法・語彙・表現力)
- 翻訳の練習を始める(短文からスタート、量をこなす)
- プロの添削を受ける(独学だけでは気づけない点を修正)
- トライアルに挑戦する(翻訳会社の試験に合格して仕事を獲得)
特に大切なのは「添削」と「トライアル」この2つです。「自分の訳は合っているのか?」を客観的に見てもらうことは翻訳者になるためにすごく大切なステップの一つですし、「トライアル」は闇雲に取り組んでもなかなか受かりづらい試験です。ここも指導を受けることで突破の確率を大幅に引き上げることができます。
翻訳者に必要なマインドセット(年齢は関係ない!)
- コツコツ作業を続けられる
- 調べ物が好き
- 細部にこだわれる
- フィードバックを素直に受け止められる
これらの資質は年齢に関係なく、むしろ社会経験が豊富な世代の方が持っていることが多いです。
まとめ:翻訳は「いつ始めても遅くない」キャリア
翻訳の世界は、他の職業と違って「年齢の壁」がほとんどありません。 むしろ40代以降の方は、経験や専門知識を強みにできる分、有利に働くことすらあります。
- 資格がなくても始められる
- 在宅ワーク中心で体力的な負担が少ない
- 定年後も続けられる「生涯現役」のキャリア
だからこそ「もっと若ければ…」と思う必要は全くありません。
今日からでも、コツコツと。その一歩が、プロ翻訳者へのステップになるはずです。